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―曹操の部屋―
曹操「ぐー…」
曹操は気持ち良さそうに寝ていた。
夏候惇「孟徳ぅ!」
夏候惇が思いきりハリセンで曹操の後頭部を叩いた。
曹操「痛っ!?か、夏候惇!?お主またハリセンで叩いたな!?」
夏候惇「当たり前だ!真面目に仕事をしていると思えば…そんな子に育てた覚えはありません!」
曹操「お主に育ててもらった覚えはないわ!」
夏候惇「いいから真面目に仕事をしろと言ってるだろうが!」
曹操「ヤダヤダヤダ~!もっと寝たい~!」
夏候惇「そういう事は仕事を済ましてから言え!仕事を済ましたら睡眠でも快眠でも永眠でもなんでもしろ!」
曹操「ぬぅ!お主永眠の意味をわかっておるのか!?」
夏候惇「やかましい!こうなったら無理にでも仕事させてやるわ!」
曹操「断ると言ったら断る!」
そういうと曹操は、もの凄い速さで夏候惇の横を通り過ぎていった。
夏候惇「なっ…!?」
曹操「曹操ちゃんをナメるなよ!こういう時の為に逃げる練習をしておったのだ!」
そう言いながら、もの凄い速さで曹操は視界から遠くなっていく。
夏候惇「ま、待て孟徳!」
夏候惇は(ハリセンを手に持ちながら)曹操を追いかけ始めた!
しかし…
夏候惇「…見失ったか」
日頃の練習の成果なのか、
夏候惇は曹操を見失った。
夏候惇「今日のところは諦めるか…あの速さならもう城の中にはいないだろう…」
夏候惇は諦めて自室へと戻っていった。
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