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ありゃ?何か沙織さん驚いてるんだろ
『だって、沙織さんって美人だって学園じゃ~かなり有名だよ♪』
『はぁ~。そこまで有名になったつもり無いのですが…』
沙織さん自覚無いのかよ。そんなとぼけた表情見て思わず笑ってしまった。
『あ!!こっちも自己紹介しなきゃ失礼だよね。俺は中宮光輝(なかみやこうき)民族学部一回生。よろしく』
『よろしく……って同じ年!!』
『そうだけど…見えない?』
『うん!!』
『そこまではっきり言わなくても…気にしてるのに…』
『あ!!ごめん…』
そう言うと沙織さんは申し訳なさそうな顔している。
『気にしないで』
そう伝え沙織さんに微笑みかけると彼女も微笑んで安心した表情を作るんだ。
『さて、もう遅いし帰るかぁ~』
うん。長い時間話しちゃったし、彼女も夜遅いと危ないしね。
そう伝えると沙織さんは笑顔を曇らせて
『あのぉ~もぅ遅いし家まで送ってよ』
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