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何とか誤魔化しながらゆっくり歩いた。彼女のペースに合わせながら。
そして彼女は徐にこちらに振り向き
『私の家もうすぐそこだから…』
『そっかぁ~じゃ~おやすみ』
『うん…』
そう返事を返した彼女は何だか寂しそうで先程いた子犬のように見えて、俺はポケットにある飴を一つ取り出して
『ほらっこれ食べて元気になって♪な♪』
と彼女に渡したんだ。貰った彼女は寂しそうな顔から驚いた顔して、その後満点な笑みをしたんだ。それを見た俺は子供みたいに見えて思わず微笑んで
『じゃおやすみ~』
っと笑っているのあまりバレないように彼女と離れていく。
一人先程の道を歩いていく。頭の中で今日の事思い出しながら
橘さん噂みたいな女性ではなく普通の女性だったなぁ~っというより結構子供っぽいな
そんな風に考えながら家に向かう。彼女が自分に深く関わる事なんて思わずに
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