出逢い

2/14
前へ
/20ページ
次へ
『闇を覆い、空を染め、時が止まる時、国は滅びる。天に光開くには5人の騎士と女神により道を開かん』っか… 少年は一人呟き夕暮れの公園に居た。 少年の名は中宮光輝。人間の姿をしているが人間では無く竜族の王子、この世界に来て約1年。目的は『5神器』と『女神』探し しかし、全て簡単に見つかるわけもなく、この世界を過ごしている。 でも少年はこの世界嫌いでは無かった。縛り付けるもの少なく何より仲間が居たから。 溜め息変わりに気分転換の言葉を漏らす 『ま♪なるようになるか』 『アン♪』 ん?子犬? 後ろを見るとダンボールの中に子犬が嬉しそうにこちらを見ている。 俺は近くに行き撫でながら子犬と話す 『ん?お前もそう思うのか?』 『アン♪』 撫でられて嬉しいのかタイミング良く吠えてくる。 『お前、家無いのか?ごめんな、俺の所犬飼えないんだよ、誰かに飼って貰えたら良いのにな…』 『クゥン』 『そんな悲しそうな鳴き声するなよ。今パンとミルクあげるから…な』 『アン♪』 現金な奴め…俺はそう思い公園を出てコンビニに向かった
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加