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翌日また昨日の公園に向かう、子犬の状況も心配だったから
子犬の居た場所に行くと昨日の少女が嬉しそうに子犬を抱えていた。
『あ!!おにぃちゃん!!お父さんがね、許してくれたの!!』
『そっか。良かったな。可愛がってな』
『うん!!』
少女は満点の笑みで返事をして子犬を抱えて走って消えていった。
俺もその姿みてえ笑顔になり少女が見えなくなるまで手を振った
さて…時間は7時…何となくブランコに乗りながらぼぉ~っとして居たら…また来たよ…昨日の不良さん…今度は仲間呼んだみたいで見るだけで10人以上か…
それも昨日と同じ様にみんなが吠えてるんですけど…
俺は呆れながら、
『んで、君達は何したいわけ?』
『うっせ~』
会話もダメっすか…はぁ~疲れる…
『まぁ~やるんだったら、相手するけど?』
その言葉聞いて驚いた表情してるのが何名か…頭数で来たんだな…大勢だからビビると思っていたらしい
痺れを切らして独りが動いた!!
少しよけて足をひっかけると……
見事にコケた…
動いた彼は顔を赤くして周りに動けないようにしろって合図を送る。
おぉ~早い早い!!見事に包囲されましたよ。周りはみな勝ち誇った顔でこちらを見つめている。
さてと…こうやって包囲された時は弱い一点を相手より先に崩すだったかな
そんな事考えてる内に相手は一斉に襲いかかってきた…
俺は落ち着いて前方に走り出し体を低くし、前に居る男性の腹に一撃…見事に崩れた。そのまま走り抜け包囲を突破する。周りの男性は声をあげて追いかける、
はぁ~面倒だ…彼等は追ってくる一直線に我先に…馬鹿だな数の有利無くしてるし…暫く距離をとった後振り返り今度は逆に彼等に向かって走り出す。急に方向転換でついてこれなかったみたいで彼等は体が流れていた。その隙を見逃さす。先頭に走っていた彼に蹴りを入れる。見事にカウンターが決まり崩れる。先頭が崩れたせいか釣られて後ろの何名かものまれていく。まだやる気ある何名はこちらに向かっていくが殴りかかった拳を交わしカウンターで殴り、見事に倒れる。
さてと…あと残ってるのは…2名のみ…あら~震えてる
『さてと…君達に選択権をあげよう~このままこのゴミ抱えて消えるか、それとも仲良く公園で一夜過ごすかどっちがいい?』
彼等は怯えたように前者を選んだようだ
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