プロローグ

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『起きなさぁ~い!!!』 朝から怒鳴り声で 起こされてる俺の名前は 龍牙 空 (りゅうが そら)16歳 近くの公立高校に通う一年生だ。 『後、少し.......』 『ふぅ~ん。どうやら死にたい らしいわね、空…』 こんな物騒な事を朝っぱらから 言っているのは俺の姉 龍牙 麗(りゅうが れい)である。 『はい、今起きました!! いゃぁ~おねぇ様// 今日もお美しいですね!!!』 顔は笑っているが 目がマジな姉に引きつった笑顔 を浮かべながらこたえる俺…… この、姉のころすは 片仮名のコロスではなく 漢字で殺すなのだ… ―つまり、冗談ではない… 『そんな事、言われなくても 分かっているわ。 それより、さっさとご飯食べて 学校へ行きなさぁーーい!!!』 『はい、は~い』 『なに、その気の抜けた返事? …馬鹿にしてる…の?』 『はい、すいません』 即座に土下座で謝る俺。 なんて、弱いんだろうか…… .
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