非現実的なスタート

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「ふぁい… どちらさんですか。」 眠い目をこすりつつ、扉を開けた。 そこには美女が立っていた。 俺は本能のままにその美女の全身を舐め回すように観察した。 寝起き10秒ほどでこの行動。 さすがD.T街道まっしぐらな僕ちん。 その美女は身長160センチほど。目がくりっとして、キラキラしている。 胸は…… 結構なボインだ。 髪型はロング。色は漆黒で艶やか。 傘は持っておらず、びしょ濡れで寒そうだ。 「あのー、今夜泊めて下さい。」 「は?」 「だから、今夜泊めて下さい。」 えーっと。なんだ? イタズラか? 確かに、美女が突然訪ねてくる妄想ぐらいしたよ。 けど…現実じゃ有り得ないことぐらい分かる。 俺はそこまで危なくねぇ。 とりあえず時計を見る。 午前3時… イタズラだろう。 「あのね、こんな時間に何を…」 「むちゃくちゃなのはわってますが……ダメですか?」 ダメですよ。 うまい話には落とし穴がある。 出会い系の迷惑メールで実証済みだぜ! 「あれ……なんだかクラクラする~。」 そう言うと女はバタンと倒れた。 はっ(;゜〇゜) …なんでやねん!?
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