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毎年、命日とお正月に
K病院で仲良くなったNさんが、お線香をあげに来てくれます。
Nさんは、お父さんが病気になってから知り合った方なので
お父さんの最後の友達です。
K病院で同室だった期間は一月ほどなので
決して長い時間、一緒に過ごしたわけではありませんが……
それでもNさんは命日を忘れずにいてくれて訪ねてきてくれるので
きっと私たちには分からない、お父さんとNさんだけの絆というか何かがあるんだと思います。
家族や親族、昔からの友人以外に
命日を覚えてくれている人がいるというのは
なんだか嬉しいです。
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