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しかし
おかしな話しだ。
なぜ
俺が このミッションとやらに協力しなければならないんだ。
それに
完全に信用した訳じゃない。
俺は ひとつ、
聞いてみる事にした。
「俺はあんたを信用した訳じゃないからな。何か証拠はあるのか…? 」
男は言った。
「未来から来たという証拠か ? 」
俺は答える。
「ああ そうだ」
「私のいる未来が君らの未来になるとは限らない。世界線…時間線が違う場合、少しずれが生じる可能性はあるのだ。しかし、確実近い事は起こる。時空の世界には、いかなるパラドックスの問題も存在しない。」
俺は ない頭で
必死に理解した。
つまり 確実な未来はないという事か。
「で 証拠は?」
また 聞いた。
男は言う。
「確実な証拠はないだろう。しかし 君の父親は死ぬ。この未来はどんな事をしても避けられないという事だ。」
俺は 立ち尽くす事しかできなかった。
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