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2008年 3月10日。
俺の名前は、
二ノ宮 楓(ニノミヤ カエデ)
俺は この日、
幸せの 絶頂だった。
好きな人に告白したら、なんと 付き合ってしまった。
最高の 気分だ。
好きになった時から苦労して実らせた恋なのだから。
これから何をしようか? などと、自分の妄想だけで幸せになれるほど、俺は うかれていた。
別に
もう勉強なんかどうでもいいし、
彼女とずっと一緒に居れれば、3日間 何も食べなくていい って思うほど、気分は舞い上がっていた。
それから
14日後の 3月24日。
自分の家の庭から
煙が たっているのに気づいた。
好奇心で
煙の そばまで見にいった。
『ジジ…』
空間を裂くような音が聞こえる。
次の 瞬間、
俺の心臓は 空まで
飛んでいくのではないかと 思うほどの鼓動をあげた。
何もない風景に
突如、黒い機械が
目の前に 現れた。
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