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煙が 激しさを増した。
まるで、大量のドライアイスに水をかけたようなほどの白い煙が俺の足を 覆った。
『 ビー 』
機械音が
耳に届いた時、
俺の緊張は 最高潮に達した。
何か変なゴーグルをしていて、
消防服のような服装の男が、機械の中から出てきた。
ゴーグルを外すと、
俺の存在に気づいたような仕草をしたがすぐに目先を変えた。
何やら
腕時計のような物に触れている。
男は
ゴーグルを外し、
共に現れた黒い機械にゴーグルを収めた。
消防服のような
物も脱ぎ、機械の
操縦席のような所に収めた。
もう一度
腕時計のような物に 触れている。
次の瞬間、
ものすごい音を
あげ、瞬時に黒い機械は姿を消した。
男は じっと
俺のほうを 見ていた。
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