語られる事実

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「私は、時間旅行者…つまりタイムトラベラーだ。2043年から 時空航時装置を使い、時間線にのり、この時代に来た。」 つまり タイムマシンで 未来から 来たというのか…。 なんて 馬鹿げた話しをしているんだ。 タイムマシンを信じない訳ではないが、自分の目の前で起こっている事が どうしても信じられなかった。 疑問は 次々と頭に浮かんでいった。 しかし 男は また話し始めた。 「君の父親は、アメリカの機関と接触していて、この時代に 時空航時装置(タイムマシン)第一号A-0429型機の設計図と物質を転移させる装置の設計図を保管している。」 「しかし8年後の2016年に、第一号機の設計図が何者かによって盗まれてしまった。」 俺は 信じるか信じないかは別として、大体 話しの内容がつかめてきた気がした。 そして 男はこう言った。 「君は、君の父親から設計図を取ってきてもらいたい。」 「時空航時装置 第一号機は 2043年の時代で 最も重要とされている時間線に行ける大切な機体だ。このミッションは、最重要命令だ…。君に失敗は許されない」
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