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俺は怖いながらもベットの上から下を覗き、黒いモヤモヤが何をしてるのか見ていた。
黒いモヤモヤは部屋をゆっくりと回り何か探してるような感じでうろうろしていた。
弟は大丈夫なのか?そう思いながら下を見ていると黒いモヤモヤはベットの階段に手を伸ばした。
弟は大丈夫や。とホッとしたのもつかの間、黒いモヤモヤはゆっくりと俺の方に近付いてきた。
俺は怖くなり布団をかぶり目をつぶった。
黒いモヤモヤの気配が少しずつ近付いて来て俺の足元に触れた。
触れた感触は 軽いが確かに布団の外から押されてる感触だった。
黒いモヤモヤは足元から頭の方にゆっくり進んできた。
俺は恐ろしさのあまり、
頭の中で 知ってるかぎりのお経を唱えた。
ナムアミダブツ ナムアミダブツ。
なんとか黒いモヤモヤは俺に気付かなく、通りすぎホッとため息をした。
時間がすぎ 俺は布団の中だったので暑くなり布団から顔をそっとだした。
下をみると黒いモヤモヤはいなくなってたので安心して、眠りにつこうとした。
上向きに寝り、 ふと天井をみた時…
黒いモヤモヤが天井にぶら下がりながら、俺をじっと 見て目と鼻の先に……
俺はそのまま気を失い、朝になった。この話を親に話しても 夢と笑われ、自分でも 夢か現実かわからないままだ。
しかし 思い出すとあの感触がいまでも忘れられない。
②スパイダーマン 終わり
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