女王様

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 眩しい朝日と共に、私はいつもの様に、目を覚ます。そして、いつもの様に、長い後ろ髪をまとめようと、手を挙げて髪を触ろうとする。  だが……悲しく空を切る手。まとまる髪などない。いや……なくなったんだ。  私は、手のひらを見つめて、ため息をつく。そして、鏡を見つめる。長かった白銀の私の髪は、今は短く静かに動いた。  自慢だった私の髪。朝日を浴びて、キラキラと美しくなびいていた髪。  今はもう……なくなってしまった私の髪。同時に色々なくした様な気がして、静かに私は目を閉じた。  
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