1.「黒の剣士」

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俺は顔を洗うべく、部屋を出て洗面所へ向かった。 俺の部屋は2階なので洗面所へは、階段を降りて茶の間を通る事になる。 俺は少しフラつきながら階段を降りてゆき、茶の間のドアを開けた。 茶の間に入ると、母さんが朝飯の準備をしていた。 「…おはよ~…」 俺は元気のない挨拶をした。 「おはよう…って、あんた、すごい眠そうね?」 母さんが、少し呆れ気味に言った。 「…うん…、ちょっと夜遅くまで起きすぎた…」 「…まったく…、ほら、朝ごはん出来るから早く顔洗っておいで」 「…あ~い…」 あくび混じりで返事をし、洗面所へ向かう。 深夜2時半過ぎまで漫画を読んでから寝たので、今日の起床時間(7:30)からして激しく眠い。 今なら立ったまま眠りに落ちそうだ。
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