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一人部屋で横になって
天上を仰ぎ見ると
うっすらと雲に隠れた
小さな星が見えた
それは自分に似ているような気がして
グッと手を伸ばしてみた
吐き気がするね
猫のように丸まって
小さくうずくまる
握りしめた手には着信の跡
『また泣いてるの?』
優しさが聴こえた…
冷たい頬が上がる
いつも寝苦しい夜に
呟くのは 君の名前
怖いよね
何時だって暗闇は
思い出してはまた頭を抱える
小さな機械にランプと徴
『まだ寝れないの?』
強く抱き締めてよ
君の体温が知りたい
やっぱり一人は嫌だと思ったから…
朝になればまた戻るよ
君の好きな私に
また笑顔で駆け寄るからね
弱虫は消えたよ
弱音は吐かないよ
幼い私は銀の牢の中
見えないように隠しとくよ
『また泣いてるの?』
優しさが聴こえた…
冷たい頬が上がる
いつも寝苦しい夜に
呟くのは 君の名前
ねぇ…
どこで目を瞑るの?
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