2人が本棚に入れています
本棚に追加
-安藤家にて-
「コーサクく~ん、一緒に学校行っきまショ~!」
朝から人の家の前で近所迷惑を省みず学生服を着て叫ぶ少年。
現在6時50分すぎ。
「ッゴラァ!! ケンゾー!おまえ、何回教えたらすむねん」
ケンゾーと呼ばれる少年 佐藤 健三。私立仁美大学附属中学校に通ってる少年。成績優秀、運動神経抜群な少年。その半面、女垂らしで『イタズラには限度をわきまえない』がポリシーの少年でもある。
今日は、私立仁美大学附属中学校の卒業式。それが楽しみで早く起き過ぎてしまう始末。
「ッアァ! もう、良いから入って待っとけ!」
「うぃ~す、おじゃましまッス」
気にすること無く我が道を行く少年は、遠慮無く親友の家に上がり込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!