11人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
透きとおった青の天井
花びらが舞い上がる頃に
僕は君に出会い、愛を知った
この道の先にはきっと
まだまだ知らない僕がいる
君と過ごす中で、僕を知った
何処まで伸びるかわからない
飛行機雲を
目で追いながら僕は思う
いつまでも一緒に、と。
あなたの手を握ろう
二人一緒に並び歩く
あなたの手を握ろう
あなたにこの気持ち
伝えたい
また同じ季節に出会い
違った色の桜を描き
幾つのも時重ね、君を知った
揺れる電車に身を任せて
流れる景色を
目で追いながら僕は思う
どこまでも一緒に、と
あなたの手を握ろう
傷つけあい、慰めあい
あなたの手を握ろう
それでも僕らはここにいる
あなたの苦しみは
僕にはわからない
けれどあなたの手を
握ることならできる
側にいることならできる
あなたと出会った季節に
また会いましょう
最初のコメントを投稿しよう！