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「大丈夫なんですか?ゼロさん…」
不安になるエクレアにフェレオは笑顔で答えた。
「大丈夫ですよ。もうじき…」
ギィ…
「ただいま」
「!!ジアン!!」
ドアを開け、ジアンが入ってきた瞬間にゼロは勢い良く飛び付いた。
ジアンはそれに対応できず、勢いのまま後ろに倒れてしまった。
「っ~~!こら!ゼロ!!」
「遅いんだよ!!」
「アホ!!予定より早いほうや!!」
ジアンは思いきり打った後頭部をさすりながら、起き上がる。
と、同時に誰かのお腹の虫が鳴いた。
ぐぎゅるるる~
「腹減ったぁ~」
お腹の虫の持ち主はゼロだった。
ジアンが帰ってきたことで安心したのか、今までお腹をすかせていたことを思い出したようだ。
「ジアンさんも帰ってきたことですし、晩ご飯にしましょう」
エクレアがそう言うと、ゼロは素早く席についた。
先ほどまでの落ち込み様とは打って変わって上機嫌だ。
「やれやれ…」
ため息をつきながらジアンも席についた。
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