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「ヤル気みたいやな…」
「ドアけやぶっていいか!」
「アホ!!」
「どぅるうらぁああ!!」
バキバキっ!と大きな音を立ててドアが木くずとなってしまった。
木くずの上には大柄な男が立っていた。
タンク・アラブル張本人だ。
先にしびれを切らして出てきたようだ。見た目どおり、バカで短気な男のようだ。
「オッサンか!町の人たちを苦しめてんのは!!」
「はっはっはっ!だからどうした!?どこの誰だか知らんが、この秘密を知られたからには生かして帰さねぇぞ!!」
タンク・アラブルは背中にしょっていたこんぼうを振り回し始めた。
こんぼうの大きさは大人一人分くらいある巨大なものだ。
それを近くにいたゼロに目がけて振り下ろす!
ゼロは素早く避け、距離を取った。
「危ないじゃないか!!よぉーし今度はこっちから…」
「こっちやゼロ!」
「ふがっ!」
いきなりジアンに首根っこを捕まれ息が詰まった。
ジアンはそのまま来た道を戻っていく。
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