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(;^ω^)「くっ!! よりにもよってこんな時に!!」
片膝を地面につき、もう既にボロボロな剣を杖代わりに体を支える。
('A`;)「マズイぜ……もうMPなんかカラッポだってのに……」
魔導士の法衣を着込む彼の目の前には、明らかに異質な雰囲気を隠さずに出す、一人の男。
(;´・ω・`)「僕ももうダメっぽいや……」
十字架の模様が入った僧侶の服を着る彼の目の前では、その男が人差し指を突き出している。
ξ; ゚⊿`)「な、なにをするつもりなの……」
無駄な装飾は一切無く、且つ動きに支障を来す部分は全てカットされた武闘着を着る少女。
川; ゚ -゚)「イヤな予感がする……」
薄い桃色の甲冑を身に付けた、女でありながら男に勝るとも劣らない実力を持つ彼女の目の前にいる男は、その指から小さな火の粉のようなものを出した。
(;^ω^)「お?」
その火の粉はゆらゆらと、しかし確実に少年へと向かって浮遊し、あと少しで当たるというところで
( ∵)「────っ!!」
何かを感じたらしい、小柄な体躯の獣人が、少年を突飛ばした。
(;^ω^)「おぉう!?」
本来彼に当たるはずだったそれは、突き飛ばされたことにより当たらなかった。
だが、その代わりに、突飛ばした獣人に当たり、そして……
( ∵)「……バイバイ」
( ^ω^)「──え」
一気に、炎上した……。
( ゚ω゚)「ウワァァァァ!!!!」
('A`;)「な、なんだコレ!! メラゾーマか!?」
一同が見つめる先には、天を貫かんばかりに燃え上がる火柱。
( д )「メラゾーマ? 違うな……コレは」
( ゚д゚ )「余のメラだ」
( ;ω;)「うあぁぁぁぁぁぁ!!!」
( ^ω^)「なんて夢見てんだお……」
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