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場所は移り、集会所。
受付には三人の女性がおり、彼はその内の桃色の服を着た受付嬢に話し掛けた。
( ^ω^)「おはおー」
桃「あらブーン君。おはよう。今日は何に行くの?」
( ^ω^)「昨日はドスギアで疲れたから、ドスファンゴ行くお」
ドスファンゴ~牙獣種~
ファンゴたちを統率するリーダーで、立派な牙と顔の周りの白い毛、普通のファンゴよりも二、三回りほど大きな体躯をしている。
好戦的で、獲物を見つけるとひたすら突進をしてくるが、自身が危機になると
逃げて体力の回復をしようとする。
桃「ドスファンゴね……はい、オッケーよ。雪山だから、ホットドリンクを忘れずにね」
( ^ω^)「そんなヘマしないおっおwwwwww行てきまー」
彼──ブーン──は、意気揚々と
腰に剣と盾を携え、出発していった。
桃「あら? なにかしら、コレ……」
(;^ω^)「…………」
(^ω^)「お約束通り、ホットドリンク忘れますた」
雪山へと向かう馬車の中で、彼はやはりやってしまっていた。
( ^ω^)「多分、あの会話はフラグだったお……」
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