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いつからか嘘で覆われた心から一粒雫れた
「安らかにお眠り下さい」
割れた骨にそっと触れていたんだ
「予知できぬ死を待つだけの生き物だね」
言葉を重ねた
残されたあなたを愛す人々達が
真っ黒に見えた
気付かぬうちに心 打ち砕かれそうです
息をすることさえも忘れてしまう
地面にこすり付けた あなたの破片なぞる
今初めて溢れた
頬に流れる雨が止まず
別れの言葉も言えなくて
いつまでも忘れられません
嗚呼空に溶けたあなた
死を待つだけの身体
意味を感じられない
私は何を残すことができるでしょう
剥がれ落ちた皮膚から あふれ出た終焉に
同情 哀しみ 悲鳴 が聞こえる
頬に流れる雨が止まず
別れの言葉も言えなくて
いつまでも忘れられません
嗚呼空に溶けていく
痛く哀しい雨が心に降る
赤くて赤い涙の雨
いつまでも忘れられません
嗚呼空へ消えたあなた
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