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朝雫(⚠イメージ画注意)
樹海の向こうの
その向こう
エルフの少女がおりました
尖った耳に 端正な顔立ち
金色の絹のような髪に
長い睫が朝露に濡れる
毎朝 小鳥の美声は聞くけれど
今はあの人の声がいい
この想いが罪ならば
禁忌よりもあの人を選ぶわ
睫から溢れる
少女の愛おしい証
長の役割よりも
エルフの民よりも
今 愛おしいのは
あの人の存在
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