0人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
西〓:まだそばにいてやるが、お前それじゃあ報われないよ?
沖田〓いいよ。もう。ほっといてください。情けないや。お天道様に顔向けはできねえけど、あんたはそれでも相手してくれるんだな。悪党にはちとまぶしいんですよ最近の朝日はとくに大嫌いでさ。冥土にいってきますよもう一度冥土で閻魔でもぶったおしてきますから。俺を殺せってぇ話しつけましたから。まぁ無理だけど。
沖田〓また誰もいなくなっちまった。だだこねてもしょうもねぇな。すべての死の渕が開いて睨んでいやがるのはただここからさきはひとりで行くしかねぇってことかな。何を叫んでも飲み込む反響もなし、闇と虚無だ。そして静かすぎるが。かえってにがやかなのはいらいらするぜ。
沖田〓いつまで寝てやがる!老子!老君 起きてくだせぇよ。凄いださいから、堪えられねぇ。いるのはわかってんだ。
老子:💤💤💤💤💤
蝶が舞花は散りね我が身は悠久にただよう 水面にうつすなり。
💤💤💤💤💤💤💤💤💤
沖田〓こらぁ寝るなぁ
老君:💤💤💤💤💤💤💤💤
花に問え。かしこしかしこし。
沖田〓よいせっと。ちょいとかつがせていただきやすぜ。あれ消えうせちまったぜ。
老子:はて?私は何をしていたのか?めが覚めたが、私は誰だと思うか?
沖田〓老子。
老子:?私は女だよ?それにそんなことはあるはずのないことだ。君の名を聞きたい。
沖田〓俺は名乗るほどの名なんかありませんぜ。人はどうとでも呼びますが、んなことはなんだってかまいやしません。俺は俺なんです。
老子:そう。私は本が好きだから。貴方のこと知っているわ。なぜって貴方は日本じゃ有名なのね。貴方について書かれた本を何冊か知っていたの。私は今あなたの体の中にいるの。
沖田〓へぇ。この体に。俺はもしかしたらてめえが、私なんじゃいかと気がついてきたかもしれません。
老子:😢それは嫌です。僕が君だなんて。
沖田〓あぁまた姿がかわっちまって。まるで少年の姿じゃないですか。いたずらもそれくらいにしてください。
老子:はて?なんのことかしら。
沖田〓今度は女の姿
老子〓今度は僕自身だ
最初のコメントを投稿しよう!