第3話 ―魔法少女 リエッタ―

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「は、はい!」 彼女はリエッタ。縮めてリエ。 彼女には両親がいない。小さい頃に死んだからだ。 「早くしろよ!」 今は父親が国王と仲がよく、国王の好意で城に暮らしている。 呼んだのは友だった。というか今は姉として慕っている。 「わ、分かりました」 リエは急いで部屋に出た。 「ねぇ、今日も行くの?」 「うん」 「ふふふ、いいではないか・・・」 2人はすぐに出かけた。 彼女らにはそれぞれの能力があった。 リエには魔法の素質が、レナには召喚術の素質があった。 彼女らはそれぞれの学校に通っていた。 普通は親か専門の者に教えてもらうのだが、今やそのようなことをするところはなかった。
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