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「う、うーん・・・」
どのぐらい気を失っていたのだろうか・・・?
「お、気が付いたか」
「う、うん」
「ふぅ、どうしてお前は自分の強さを知らないのか?」
リストには返す言葉がなかった。
「・・・そうみたいだな」
親方の説教は続く。
「まぁ、すず(親方の娘)から事は聞いた だがな、お前はすずを追うのはまだ早すぎる」
リストは何か違うと思っていたが、あえて聞き続けた。
「それ以上はよした方がいいよ、父さん」
すずが止めに入った。
親方はすんなりとやめた。
「分かった・・・」
親方はリストにこれから気をつけるように言って自分の仕事を始めた。
リストも自分のやるべきことをやろうとした時にすずが話しかけてきた。
「あのさ・・・ これからどうせ修行だよね?」
「そうだけど」
「だったらね・・・」
すずはある提案を出した。
「あなたがわたしに勝てなかったらもう地下に来るな 勝てたら地下に行ける」
「分かった・・・」
「そう・・・ なら、後悔しないでね」
すると、急にすずはリストに攻撃を仕掛けた。
「な・・・」
突然の攻撃にリストは驚いた。
だが、考える暇もなく攻撃が来るので、やるしかないと思いつつあったリストであった。
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