第4話 ―真の鍛治師になるために…―

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1時間後、彼女は気がついた。 「う、うーん・・・」 リストはただ見つめていた。 「ここは?」 「俺の部屋だ」 彼女はあたりを見回し、外へ出ようとした。 リストは彼女の行動を停めようとした。 「気を遣おうと思ってるでしょ? いいよ、1人でも大丈夫だしさ」 そう言って、リストを押し退けた。 リストはすぐに彼女を追い掛けた。 「あいつ、どこへ・・・?」 親方が声をかけてきた。 「まったく、いきなり管理不行き届きかよ・・・」 そう言って、親方は裏口を指さした。 「ありがとう、親方」 リストは急いで彼女を追い掛けた。
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