第1話 ―鍛治師の少年 リスト―

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「・・・おい」 ん?誰かが呼んでいる。 「起きろ!」 「わ、わっ!!」 あ、朝だった・・・。 「まったく、試験を合格してから寝坊してばかりだぞ」 「す、すみません、親方」 少年の名はリスト。 今は憧れの親方の下で国一の鍛治師を目指している。 「最近はなぜか武器の注文が多すぎるから、まだまだひよっこのお前にも朝早くから手伝ってもらわないとならないからな・・・」 「む・・・」 「まだ用意ができていないのか・・・」 「悪かったね ちゃんとするから」 「分かった 早くしろよ」 リストは急いで準備を整えた。
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