第7話 ―第2試練―

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「リエ!」 リストはリエを見つけた。 「リスト・・・どうして・・・?」 「どうやら、僕はリエを悪い扱いしていたようだな」 リエの感情が一瞬揺らいだ。 「そ、そ、そんなことないよ・・・」 リエは改めてこう言った。 「ごめんね、これはリンジさんから頼まれていたのよ」 「な、何ぃぃぃ・・・!」 リストは大きなショックを受けた。 「ごめん・・・ でも、落ち込まないでよ!」 「そんなこと言われても・・・」 「気付かれないように、って言われていたから・・・」 「ま、まぁ、それはよしとしよう」 「そうだ、リストだけにリンジさんがいる場所を教えてあげるよ」 「・・・ってどうしてリエが知っているんだ?」 「まだ分からないのかな?」 「うーん・・・」 リストは辺りを探し始めた。 「リスト、こっちだ!」 声をかけたのはリンジだった。 「あ・・・」 リンジが隠れていたのはゴミの物陰だった。 彼女はそこから出てきてこう言った。 「うふふ・・・ ただの護衛獣と鍛冶師とだけでは言えないわね・・・」 リンジは2人をすごい目で見てこう言った。 「まさか、恋仲?」 リストとリエはひたすら否定をした。 「ち、違う!」 「そうですよ!」 リンジは小さく笑った。 「うふふ・・・、そうならいいけどね」 リストとリエは頬を赤く染めた。 「ま、まさかね・・・」 「からかわないでください」 「リ、リスト・・・!?」 「(この2人は本当にそうだったのか・・・)ま、頑張りたまえ」 リンジは2人にあることを言って、2人を残りの2人のところへ向かわせた。
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