154人が本棚に入れています
本棚に追加
「ここら辺のどこか・・・」
そう言ってリエは探し始めた。
「ま、まぁいいか・・・」
そう言ってリストたちも探し始めた。
「あれ・・・?」
探してもいなかった。
「おいおい・・・どこにもいないじゃないか」
「さてと、これまでかな?」
どこかから声がした。
「え!?」
リンジが建物から出てきた。
「ちゃんと探したか?」
ルークが言う。
「ああ、もちろんだ 俺がミスるわけがない」
「そうかい・・・ 深く探ってないけどね・・・」
「ま、まぁいいじゃないか・・・」
「そうかもね だって今までのやつは鍛冶師の修行とは全然関係ないしね」
全然苦笑・・・。
「・・・というか、指令を果たさなければ・・・」
「・・・だね」
「もう助けたよ?」
4人は驚いた。
「な、何故?」
「ゴミの処理ごくろうさまでした♪」
リンジの言葉にルークが疑問を持った。
「・・・そんなことした覚えないし・・・」
「そうだよ」
リユは便乗した。
でも、リンジは見ていたという。
「裏通りのゴミを拾ってちゃんと捨てていたわね」
「!」
ルークには心当たりがあった。
「まさか、あれが・・・!?」
「そ、そう・・・」
「はい、それで、いい素材はあったかな?」
「・・・」
ルークとリユはゴミを取り出してこう言った。
「割れたコップ、油切れのライター・・・」
「おもちゃに・・・、ガス切れスプレー缶・・・と、その他諸々・・・」
リストは不思議に思った。
「普通、こんなに捨てられているものか?」
「裏通りは治安が届ききれないらしいのだ」
「・・・それで?」
「次が第2試練のメインだ」
最初のコメントを投稿しよう!