第8話 ―友を踏み越えて―

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「さあ、まずはリストとルークだ」 武器製作が終わり、すぐに勝負が始まった。 「ふっふっふ・・・ この俺に勝てると思うか?」 「やってみせる!」 「召喚術の使用は認める」 「よし、出てこい、リックル!」 リックル――穴ほりが得意なモンスター。 「地の攻撃を使うか・・・」 「リスト~ わたしには何もないよ~」 「嘘だろ!」 「あはっ、ちゃんとやってみせるって!」 「始めっ!」 リンジの合図で戦いが始まった。 「はあ!」 「ふっふっふ・・・」 ルークはゆうゆうと避けた。 「今度はこっちの番だ!」 「なっ!? 急に風の力から火が・・・」 リストはきつい一撃をくらった。 「う・・・っ」 「こんなものか・・・?」 「まだまだ・・・ な、何?」 リストは足元に異変を感じた。 「召喚術はこうやって使うのだ!」 リストは足を滑らせた。 「うわわ・・・」 「リスト!?」 リストの足は地面に埋められてしまった。 「そこまでだ」 リンジはとめた。 「え?」 「勝負はついた 殺すことはないであろう」 「・・・分かった」 ルークはリストを引っ張り出した。 「あ、どうも・・・」 リストはその場を下がった。 「ルークはそのままで、次はリユ」 「あ、はい」 リユは武器を持った。 「始め!」 リンジの合図で戦いが始まった。
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