第8話 ―友を踏み越えて―

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「ねえ、リストは力を出しきれなかったね」 「ああ・・・ 修行をしなかったことを反省してるよ・・・」 「わたしも頑張るから」 「分かった・・・」 リストはこの後、修行をしっかりとした。 「火には水、分かるよね?」 「くっ・・・ そうか、花瓶の欠片か・・・」 「そうよ! 力は出せるかな?」 「ふっ、この俺がそんなセオリー通りにいくと思うか?」 「やってやるわ!」 お互い攻撃を耐え続けた。 「召喚!ネリーズ!」 「なっ!?」 「ネリーズは相手の素早さを遅くするのよ」 「リックル、ロックナックル!」 「気付かなかった・・・」 リユは逆に動くことができなかった。 「きゃあっ!」 リユに大きな衝撃が加わった。 「いったーい! 女の子だから、軽くやってよ・・・」 「そこまでだ」 リンジの合図で戦いが終わった。 「あーあ、ルークには勝てないや・・・」 「弱い、弱すぎる! お前ら、ちゃんと修行をやっているのか?」 「そ、それは・・・」 リストとリユは同じことを言った。 「あー、だらしねえ・・・ 今度戦うときは強くなっていろよ・・・」 「あはは・・・」 リストとリユはすごく反省をした。 「よし、決まったな」 ルークは疑問を持った。 「これでどうなんだ?」 「ええ・・・ 第2試練は基本みんな合格なのよ」 「なんだよ、それ・・・」 「決勝トーナメントの組み合わせを決めるためのものだ、第2試練はな」 「へぇ・・・」 3人は納得した。 「結果が出たことだし、後は組み合わせを待て」 「その間はどうしていればいい?」 ルークが言った。 「日々鍛練を怠るな」 「はい!」 そして、4人は帰還した。
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