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「なっ!? もうこんなに!?」
朝10時、広場には珍しいものを求めてたくさんの人が来ていた。
「うーん・・・ 前はこの時間では大丈夫だと思ったけどなぁ・・・」
リスト、リエ、リユの3人が来た時には既に始まっていた。
「どんな手でも使ってでも行くよ!」
「あ、ああ・・・」
リストたちは行列に突撃した。
「よう!」
リストは群れの中を突っ切った。
見たことのないものや、何かと珍しいものが並んでいた。
「・・・この本って?」
リストは1冊の本を手にとった。
「それは『蒼き弓のレシピ』というものらしいんだよ」
「『蒼き弓のレシピ』!?」
「どうやらレア物らしいですよ」
リストは考えた。
商人は続けて言う。
「今なら5000だ! どうだ!?」
リストは持っているお金を確認した。
「これでどうだ!?」
リストは足りないのを知っていて、持っていたお金のすべての4500を出した。
「おいおい・・・ 足りないじゃないか・・・」
「これしか持っていないんだ」
リストは熱心にいい続ける。
商人も負けてはいなかった。
「ふふふ・・・」
「ったく、しょうがないなぁ・・・」
と言って、商人から新たなものが出てきた。
「必要なものを揃えてみた」
「へ?」
出てきたのは、空石、レキシン鉱石、蒼い矢の4つ。
「これが?」
「そうだ これで損を覚悟して4000だ!!!」
「まじっすか!?」
リストはすべて持って行った。
「まいど~♪」
商人は祖即さに逃げて行った。
リストはそれが少々気になった。
「・・・ま、いいか・・・」
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