第9話 ―争奪!? 蒼き弓のレシピ―

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「なっ!? もうこんなに!?」 朝10時、広場には珍しいものを求めてたくさんの人が来ていた。 「うーん・・・ 前はこの時間では大丈夫だと思ったけどなぁ・・・」 リスト、リエ、リユの3人が来た時には既に始まっていた。 「どんな手でも使ってでも行くよ!」 「あ、ああ・・・」 リストたちは行列に突撃した。 「よう!」 リストは群れの中を突っ切った。 見たことのないものや、何かと珍しいものが並んでいた。 「・・・この本って?」 リストは1冊の本を手にとった。 「それは『蒼き弓のレシピ』というものらしいんだよ」 「『蒼き弓のレシピ』!?」 「どうやらレア物らしいですよ」 リストは考えた。 商人は続けて言う。 「今なら5000だ! どうだ!?」 リストは持っているお金を確認した。 「これでどうだ!?」 リストは足りないのを知っていて、持っていたお金のすべての4500を出した。 「おいおい・・・ 足りないじゃないか・・・」 「これしか持っていないんだ」 リストは熱心にいい続ける。 商人も負けてはいなかった。 「ふふふ・・・」 「ったく、しょうがないなぁ・・・」 と言って、商人から新たなものが出てきた。 「必要なものを揃えてみた」 「へ?」 出てきたのは、空石、レキシン鉱石、蒼い矢の4つ。 「これが?」 「そうだ これで損を覚悟して4000だ!!!」 「まじっすか!?」 リストはすべて持って行った。 「まいど~♪」 商人は祖即さに逃げて行った。 リストはそれが少々気になった。 「・・・ま、いいか・・・」
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