第2話 ―崩れる日常!?―

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いつもはうるさい工房が静かすぎて違和感を感じる。 「親方・・・?」 探し回っているとメモのようなものを見つけた。 それにはこう書かれていた。 ――城に行ってくる。 夜には帰れると思う。 それまで取ってきた鉄鉱石で注文の武器を作っておいてくれ。―― 「僕が代わりに・・・」 ま、いいか、と思い、リストは武器を作り続けた。 夜になっても親方は戻って来なかった。 「なんだよ・・・」 もちろん、注文の武器はできていない。 「今日は疲れた・・・」 リストは自分の部屋に戻ろうとした時に物音が聞こえた。 「な、なんだ!?」 そして、急にリストに襲われた。 「うわっ!」
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