第2章

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(今のってキス…だよな。結衣はまだ寝てるしわざとじゃないだろうが、我慢出来ん)  紅火は可愛い寝顔を浮かべている結衣に顔を段々と近付けて行った。  一度だけキスをすると何事もなかったかのように起こす事を再開した。  結局、結衣が起きたのは昼近くであった。その後遅い朝食をとりギルドに向かったのだった。 「しっかし、結衣が朝に弱いなんて意外だな。もっとしっかりしてると思ったぞ」  道中でいきなり朝の事を言われた結衣は顔を真っ赤にしながら俯きながら歩く。それを眺めながら微笑み紅火は話しかけた。 「まあ、そんなところが可愛いんだがな」
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