第3章

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 ギルド内は市役所みたいになっており、業務内容にそった窓口が設置されていた。その中で新規のギルドメンバー登録の窓口に二人で向かい面倒な書類に記入し、今は試験用のクエストを選んでいた。 「どれがいいかわからん!」  もともと面倒な事が嫌いな紅火は今までのストレスからか、少し叫んだ。 「仕方ないですね、簡単そうなのをわたしが選びますね」 「すまん、頼む」  余程面倒なのかクエスト内容を書いてある本から直ぐに顔をあげ結衣に本を押し付け近くのベンチに座ってしまった。
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