~ゼロ~

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~アルゼーチ街~ ~酒場~ 酒の匂いが漂う場所。男女が笑い声をあげ、賑わっている。 そこに入り口を開け、一人の剣士がカウンターへと向かっていく。 何人かの男達は、その剣士に目を向けていた。 剣士:すいません。ミルクってある? 店主:お客さん冷やかし?勘弁してくれないかな。うちは酒場だぜ。 頭を軽くかきだす剣士。笑いながら、邪魔したなと、捨てセリフをはくように、酒場をでる。 すると、先ほど剣士見ていた数人の男達が、お勘定を終え、剣士の跡をついていった。 ~広場~ 広場へと向かう剣士。すると… 男A:おいっ!そこの兄ちゃん 剣士:…んっ? 後ろを振り向く剣士。そこには木の棒を持った男達が立っていた。 剣士:何のようだ? 男B:何のようだじゃねぇ!俺達が楽しく飲んでるところを、冷やかしに来やがって。 男C:剣士さんはそんなに偉いってか?ああっ! 剣士:ふっ…カスが。 男D:んだとてめぇ! 男が剣士へと近づく。持っていた木の棒で殴りつけようとしたその時! ドスンッ! 男達:!! 男D:かはっ! 一瞬の出来事だった。剣士はひらと木の棒を避け、男の腹に目掛けて、蹴りを一発。その後、くの字になった男に、右肘を首に叩きつけ、男を地面へと落とした。
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