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そんなところへ、
救世主の登場。
「あっ、いたいた。
悪りぃな…遅れて。」
達也先輩が監督との話し合いを終えて、僕たちと合流したのだ。
「たっちゃん、遅~い!」
「そぉですよぉ~。
達也先輩~待ち疲れしましたよぉ!!」
心では「達也先輩グッドタイミング!!」と思いながらも…
気まずさ隠しのために強きな発言をする。
「だから、悪りぃって!
そのかわり…ドリンクバー代はおごるわ!!」
「わぁ~い!!
それなら、いつも遅れて来ていいょん!!」
「僕も夏樹さんの意見に同感っす!!」
そして、3人で笑い合った。
僕たちは、
本当に仲が良くて…
本当の兄弟みたいで…
これから起こる出来事なんて…
知るはずもなかった。
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