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「そぉかぁ…」
と、続けて達也先輩は夏樹さんとの出会いについて僕に話してくれた。
「夏樹との出会いは…
かなり突然だったんだ。
夏樹ってさ、かなりおっとりした性格だろ?
そんな夏樹がな~…
ププッ…はははっ!!」
達也先輩はいきなり笑いだした。
「何がおかしいんすか?」
達也先輩は続ける、
「悪りぃ…ははは!!
『ぁたしを甲子園に連れて行って下さいっ!!』って初対面の俺に言ってきたんだ。
あの夏樹がだぜ?」
僕は正直ビックリした。
夏樹さんは本当にマイペースで…
どっちかっていうと聞き役。
そんな夏樹さんが『ぁたしを甲子園に連れて行って』なんて達也先輩に言ったなんて。
「夏樹さんが言ったんですよね?」
「あぁ、今の夏樹見てたら驚くだろっ?
俺だって、言われた時は正直こいつ大丈夫かな?って思ったしな。
でもなぁ…いきなり告白してきた女の子がすぐに誰なのか俺にはわかったんだょ…。」
先輩は少し照れ臭そぉに話す。
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