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………。
僕は目の前の光景を信じたくなかった。
「達也先輩!!!」
そこには力無くグラウンドに倒れ込でいる達也先輩の姿があった。
僕の声に反応して、
部員や監督が達也先輩の元へと…
「早く救急車を!!
先輩を助けてくれっ!!」
僕は振り絞れるだけの声を出して、叫んだ。
「達也先輩…僕がわかりますか?
しっかりして下さい!!」
僕が達也先輩の元へ駆け寄った時には…
すでに意識はなかった。
息もしていなかった。
だけど、僕は達也先輩に声を掛けつづけた。
達也先輩のことだ…
「冗談だよ!!
驚かして悪りぃなぁ。」
なんて言って、起き上がるかもしれないから。
僕は自分を説得するかのよぉに…
そぉ思い続けた。
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