愛してない

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なんかあたし翔と一緒にいれたら幸せになれそう。 まだよく知らないのにそんなことまで思っちゃう。 今までとは違うように感じるのはただの錯覚? 錯覚でもいい・・・勘違いでもいいから今は翔に逢いたい。 早起きだって苦手なあたしはいつもより早く目覚め、胸まである髪を綺麗に整えた。 なんか前ヨレヨレだったから、今回気合い入れてるとか思われないかな? なんて思いながら、そわそわしていた・・・ 翔 「さーやかっ♪」 さやか 「・・・あ!翔・・・」 ずっと受話器越しでしか聞けなかった翔の声があたしの目の前にいる。 さやか 「・・・こんばんわっ。」 翔 「久しぶり。」 雨の日に見た優しい目の翔が立っていた。
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