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「大家さんに合鍵で開けてもらえば」
「大家さん今、旅行中で…」
どんだけ、タイミングがいいんだよ!
泊めないわけにはいかないってわけか…?
「…なんだよ」
俺は頭を抱えた。
「…じゃぁ泊まれば」
独り暮らしの独身男の家に泊めてもらおうなんぞ…どうゆう了見なんだ?
…俺にどうしたもらいたいわけ!?
「ありがとうございます!」
永澤は笑顔で深々と頭を下げた。
いくらなんでも、濡れたままじゃ具合が悪い。
なので、とりあえず俺は提案してみる。
「シャワー…使う?」
「はい。着替えも宜しくお願いします」
全く…図々しいヤツだ。
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