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次の日
眠い目をこすりながら出社した
ほんと眠い
てか寝てないんだから当たり前か…
出社し、いつもと変わらない業務をこなす
延滞リストを見ながらファイルを棚から取り出し
さて、電話しますか
すると後ろから店長の低い声が響いた
「とび~! お前いつまでダラダラやってんのよ?」
はぁ?
いや たしかに眠いさ でもダラダラやってるつもりはない!
無視した
やればいいんでしょ やれば!
ファイルをサラっと読み、電話の必要がありそうな客の電話番号を押す
ピッ…ポッ…ピッ…ガチャ
ガチャ!?
見ると店長に電話の線を引っこ抜かれていた
はぁ?
なにすんだこのタヌキは?
「電話かけられませんが?」
「誰が回収に出るんだ?」
「誰って、お……」
そうだっけ 尾崎さんいないんだよね
「誰よ? 俺が行くのか? 手本見せようか?」
「私がいきます」
「そんなもん当たり前だ! 電話なんて広瀬に任せてさっさと行けやボケ!!」
やっていい?
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