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後藤さんニコニコしながらピースサイン
マジですか…
「後藤さん凄いっすね」
「うん 今日は200円だったよ とりあえず羽で拾ってくれないとタイミング合わせらんないからね(笑)」
………タイミング?
合わせる? なにを?
そんな事を考えているとその島の端の方からフィーバー音が響いた
チャッチャララー♪
よく見てみると後藤さんの彼女だ
なんか近寄りたくないんで、あえてスルー
しかし向こうから話し掛けてきた
「ちょっと!」
どうやら私を呼んでいるらしい
仕方ないので近づいた
するといきなり耳をつままれ
「あんた馬鹿じゃないの? そんなとこにボケッと、突っ立ってたら目立つでしょ! 打たないんなら帰れば?」
ハイキター
ナニコノヒトー
しか~し
今日はただの後藤さんの後輩の私…
出た言葉は
「打てばいいんでしょ? 打てば!」
こんな事しか言えない
早く離れたいので、スタスタ歩き島の反対側、後藤さんの隣に座った
なにが目立つって?
パチンコ屋に2人しか客いないのに、2人とも出してるほうがよっぽど目立つだろが!!!
と
心の中で叫んだ
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