回収業務

37/48
前へ
/822ページ
次へ
「聞こえなかったか? またサボってたんだろ?」 「誰がサボるか! いい加減にしろよ! ポケベル、ピーピー鳴って仕事なんねぇわ!」 「ほぅ そりゃすまなかったね そんな事言うくらいだから今日は間違いなく回収してこれんだろね?」 「うっ……それは…」 「いったい1人回収すんのにいつまでかかんのよ? あ゙ぁ? 能書きたれる暇あったら、さっさと回収してこいや!」 ガチャ 電話が切られた そんな事、言われなくてもわかってるわ!   気を取り直して、もう一度、後藤さんのアパートへ向かった 着いてすぐ玄関に挟めた紙を確認してみる 紙はそのままの状態で残っていた とりあえず出入りはなしと… 一応、呼んでみた 「後藤さ~ん 後藤さ~ん いるんでしょ?」 ・・・・・返答なし 「後藤さ~ん 鍵開いてるよ 勝手に入るよ?」 ・・・・・返答なし ほんとうに、いないようだ ガチャ それじゃあ、失礼しま~す♪
/822ページ

最初のコメントを投稿しよう!

75645人が本棚に入れています
本棚に追加