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「……………」
何も応えない義隆さん
しかし清龍の勢いは止まらない
「なに黙ってんだ 何か言えごらぁぁ」
しばしの沈黙の後、やっと声がかえってくる
もちろん玄関は開かず、扉の向こうから
「今月いくらですか?」
「あ゙あ?………いくらってお前………いつもの額……だよ」
テンション急降下↓↓↓
いつもっていくら?w
ファイルに目を通さないからそうなる
潤んだ目でこちらを見ている清龍
仕方ない
ファイルを取り出し、毎月の支払い金額の所を指差し清龍に見せた
「15000円だごらぁぁ」
水を得た魚のようだ
「ちょっと待ってて下さい」
ガチャガチャ
しばらくして扉が開いた……が
チェーンがかけてあり、隙間から義隆さんが顔を覗かせる
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