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同級生はアイドルの「誰が好き?」とか話してるのに、私の中ではお兄ちゃんがいちばんかっこよくて憧れの存在だった。
お兄ちゃんの下校時間に、私が遊んでるのを見つけるといつも手を振ってくれたり頭を撫でたりしてくれた。
お兄ちゃんは友達と一緒だと私のこと「俺の妹」なんて言ってたんだ。
小学3年生の私と中学3年生のお兄ちゃん。
あまりにも年が違いすぎた。
どんなに背伸びしても、だんだん大人になってくお兄ちゃんには追い付けなかった。
もしかしたら自覚してなかったかもしれないけど、あれは初恋だったんだ。
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