存在理由

3/7
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
宿に着いて二人で食をとった シンとした空気の中、口を開いた 「俺は彩(さい)や。あんたは?」 「僕は…わからない…」 「分からんって…💧まぁしゃ~ないわ、…あんた今日からジロや」 「え?」 「あんた死んだ犬のジロにそっくりやから(笑)」 僕はムカツキから勢い良く反り立って文句を言った 「あんた、ちゃんと起こった顔も出来るんやな」 そう言うと彩は優しくジロの頭を撫でた 「今日はもぅ遅いからはよ寝るで。明日ジロの服買ぉてやるわ」 二人で一つのベッド 彩の温もりがとても心地良かった
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!