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宿に着いて二人で食をとった
シンとした空気の中、口を開いた
「俺は彩(さい)や。あんたは?」
「僕は…わからない…」
「分からんって…💧まぁしゃ~ないわ、…あんた今日からジロや」
「え?」
「あんた死んだ犬のジロにそっくりやから(笑)」
僕はムカツキから勢い良く反り立って文句を言った
「あんた、ちゃんと起こった顔も出来るんやな」
そう言うと彩は優しくジロの頭を撫でた
「今日はもぅ遅いからはよ寝るで。明日ジロの服買ぉてやるわ」
二人で一つのベッド
彩の温もりがとても心地良かった
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