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俺が家に着いた頃にはもう外は暗く、人工的に作られた光が歩む道を作っていた。
軽く水分補給をした後、自分の部屋に向かう。
その途中、埃一つ見当たらないくらいに綺麗な写真が目に入った。
俺がまだ生まれて間もないくらいの時に行った遊園地の写真だ。
そこには、母さんと父さんと一緒に笑ってる自分がいた。
この写真を、父さんは毎日の様に掃除していた。
その行為には、薄く小さな世界にいる三人の楽しそうな姿を、自分の記憶から消したくないという思いが込められていた。
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